無為徒食(むいとしょく)とは?意味・読み方・使い方・例文まで徹底解説!

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「無為徒食」とは、「何もしないでただ過ごすこと。」という意味があります。

しかし、無為徒食の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で無為徒食の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

無為徒食って、何もせずにだらだら生きることだよね。

コトハ

そうそう、努力せずに時間をむだにしてる状態を批判する言葉ね。

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目次
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「無為徒食」の意味とは?わかりやすく解説

「無為徒食」とは、「むいとしょく」と読み、何もしないでただ過ごすこと。という意味があります。

無為徒食の意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【無為徒食の意味】

  • 何もしないでただ過ごすこと。

    「無為」は何もしないこと。
    「徒食」は働かないで食べること。
  • 「徒食無為」ともいう。
四字熟語辞典より引用

無為徒食の意味

無為徒食(むいとしょく)とは、何の仕事や努力もしないまま、ただご飯を食べて生活していることを表す四字熟語です。
「無為」は何もしないこと、「徒食」はむだに食べていることを意味します。
つまり、自分から役立つことをせずに、ただ生活しているだけの様子を批判的にあらわしたことばです。

無為徒食の意味の概要

この言葉は、怠けている人や社会に貢献していない人を表すときによく使われます。昔から「働かざる者食うべからず」という考え方がありますが、「無為徒食」も同じように、努力や行動をしない人がただ食べているだけの状態を否定的に示す表現です。そのため、褒め言葉ではなく、戒めの意味を含んだことばです。

無為徒食をわかりやすく解説

たとえば、学生が勉強もせずに一日中だらだら過ごしているときや、大人が働かずに遊んでばかりの生活をしているときに「無為徒食」と言えます。
単に休むことや趣味を楽しむこととは違い、努力や役割を果たさずに、ただ時間を消費しているだけの状態を強調しているのです。この四字熟語は、自分への戒めや他人をいましめる場面で使うことができます。

ヒロト

「無為徒食」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

無為徒食(むいとしょく)とは、何も働いたり努力したりせずに、ただご飯を食べて生きているだけの状態を表す言葉です。「無為」は何もしないこと、「徒食」はむだに食べることを意味します。つまり、社会や人の役に立たずに生活している姿を批判的に示す四字熟語で、自分への戒めや他人を注意するときに使われます。

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「無為徒食」の語源や由来

無為徒食の語源や由来は以下のとおりです。

【無為徒食の語源や由来】

  • 「無為」という言葉は、中国哲学の道家の思想から由来しています。
    これの本当の意味は「あるがままにして作為しないこと、またはそのような状態」です。
    また「作為」とは、人が自分の意志で作り出すことを指します。
    「無為」自体に否定的な意味はありません。しかし、これに否定的な意味をもつ熟語をつなげることで、「何の仕事もしない」「役に立たない」という意味になります。
    次に、「徒食」の「徒」とは「むなしく」「無駄に」という意味です。この「徒」と「食」が合わさった「徒食」は、文字どおり「無駄に食べること」ということになります。
    以上から、「無為」と「徒食」を合わせることで、働かずにただ食べている様子、つまり「何もしないで無駄な時間を過ごしている」という意味になりました。
スッキリより引用

「無為徒食」の語源や由来

無為徒食(むいとしょく)は、中国の古い書物に由来する四字熟語です。
まず「無為」とは、文字どおり「何もせずにいること」を表します。
「徒食」とは「むなしく食べる」という意味で、働かずにご飯だけを食べている様子を表しています。
この二つが組み合わさり、「何もせずに、むだに食べて暮らすこと」を強く非難する言葉になりました。

古代中国の思想には、「人は社会の中で役割を果たしてこそ価値がある」という考え方がありました。
特に儒教では、ただ生きているだけで役に立たない人をよくないものとして戒めています。
「無為徒食」という言葉も、そうした考えを反映しており、ただ怠けて暮らすことを良しとしない姿勢が表れています。

このように「無為徒食」は、単なる表現ではなく、「努力をしない生活では人としての価値を失ってしまう」という古くからの教えを含んだ四字熟語なのです。


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「無為徒食」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「無為徒食」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

無為徒食ってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「無為徒食」は、何もせずにただ食べて過ごしているむなしい生活を表す言葉です。例えば、学生が勉強もせずに一日中だらだらしているときや、大人が働かずに遊んでばかりいるときに使えます。また、自分を反省するときに「無為徒食の生活をしてはいけない」と表現することもあり、怠けや無駄な時間の過ごし方をいさめる場面で用いられます。

無為徒食

「無為徒食」は、ただ怠けて何もせずに暮らしている様子を批判するときに使います。具体的には次のような場面で使えます。

無為徒食がよく使われる場面の一例
  • 学生が勉強も部活動もせず、毎日だらだら過ごしているとき
  • 社会人が働かずに、遊んでばかりの生活をしているとき
  • 家事を全く手伝わず、食べて寝てばかりいるとき
  • 本来の役割や仕事を果たさずにいる人を批判するとき
  • 自分を戒めるときに「私は無為徒食の生活をしてはいけない」と表現するとき

「無為徒食」は強い批判の意味を持つので、次の点に注意が必要です。

使う時の注意点
  • 軽い冗談で使うと、相手を傷つけてしまうことがある
  • 自分に使うときは「反省の気持ち」として用いるのが自然
  • 相手に直接言うと失礼になりやすいので、場面や関係性を考えて使うこと

無為徒食の例文①

大学生のヒロトが、友人の生活態度について相談している場面です。

ヒロト

友達がバイトも勉強もせず、毎日ゲームばっかりなんだ。

コトハ

それってまさに『無為徒食』って言えるわね。

ヒカル

ここでは「怠けて何もしていない人」を批判する意味で使っています。直接本人に言うときつすぎますが、第三者との会話で状況を説明するときには適しています。

無為徒食の例文②

自分の生活を反省して、もっと努力しようと思う場面で

ヒロト

最近、何もやる気がなくて、家でごろごろしてばかりなんだ。

コトハ

そんな生活を続けると、『無為徒食』って言われちゃうわよ。

ヒカル

自分を戒めるときに『無為徒食の生活をしてはいけない』って表現するのは効果的ね。そこから前向きな行動につなげられるわ。

この使い方は、自分を振り返るときにぴったりです。反省を込めて「無為徒食」という言葉を用いることで、より引き締まった表現になります。

無為徒食の例文③


社会全体に役立たない存在を批判的に語る場面です。

ヒロト

ニュースで、仕事もしないでお金を浪費してる人の話を見たよ。

コトハ

そういう人こそ、『無為徒食』って表現がぴったりね。

ヒカル

社会に何の貢献もせずに生きている人を批判するときに使える言葉よ。もともと戒めの意味が強いから、真面目な話題にふさわしいの。

社会的な立場や責任を果たしていない人に対して、「無為徒食」と表現できます。日常会話だけでなく、評論や文章の中でもよく用いられる使い方です。

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「無為徒食」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「無為徒食」は以下のような簡単な言葉に言い換えて表現することができます。

【無為徒食の言い換え表現】

  • 言い換え語①:「ぐうたらな生活」
  • 言い換え語②:「役立たず」

ぐうたらな生活」の例文

ぐうたらな生活」とは、だらだらと何もせずに過ごす生活を表します。
「無為徒食」と同じく否定的な意味ですが、日常会話ではよりカジュアルで柔らかい表現です。

学生が友人の生活態度について話している場面

ヒロト

友達が夏休みに全然勉強せずに寝てばかりなんだ。

コトハ

それ、完全に『ぐうたらな生活』よね。」

ヒカル

『ぐうたらな生活』は、だらだらしている様子を軽い口調で表す言葉よ。『無為徒食』よりもやわらかく、日常会話に向いているわね。

「無為徒食」がやや堅く批判的なのに対し、「ぐうたらな生活」は友人同士の会話でも自然に使えます。強い戒めよりも「だらけすぎだよ」という軽い注意のニュアンスがあります。

「役立たず」の例文

「役立たず」とは、役に立たない人や状況を指す日常的な表現です。
「無為徒食」と同様に批判の意味がありますが、より直接的でストレートに相手を否定する言葉です。

社会人が働かずに遊んでいる人について話す場面

ヒロト

ニュースで、働かずに遊んでばかりの人を見たよ。

コトハ

そんなの、完全に『役立たず』って言えるわね。

ヒカル

『役立たず』は、無為徒食と同じように批判的な意味を持っているけど、かなり直接的なの。強い否定になるから、使うときは相手を選ぶ必要があります。

「無為徒食」が文学的・教訓的に聞こえるのに対し、「役立たず」は現代の日常会話で使いやすい言葉です。ただし相手に強い印象を与えるので、冗談半分では使わないほうが無難です。

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「無為徒食」の類義語

「無為徒食」の類義語を辞書で調べると以下の通りです。

【無為徒食の類義語】

  • 酔生夢死(すいせいむし):何かを成し遂げることもなく、ぼんやりと一生を過ごすこと。
  • 飽食終日(ほうしょくしゅうじつ):一日中、腹一杯食べて、何もせずに日を過ごすこと。

「酔生夢死」の例文

「酔生夢死」とは、お酒に酔ったように何となく一生を送り、夢のようにむなしく死んでいくことを表す四字熟語です。努力や目標を持たず、ただ毎日を過ごしてしまうことを強く批判しています。

人生の過ごし方について友人と語っている場面。

ヒロト

何も目標がなくて、ただ毎日を消費してる人っているよね。

コトハ

そういう生き方は『酔生夢死』って言えるわね。

ヒカル

「『酔生夢死』は、一生をむだに過ごしてしまうことを批判する言葉よ。『無為徒食』と同じように怠けた生活を表すけど、より“人生全体を台なしにする”ニュアンスが強いの。

「無為徒食」が日常の怠けた暮らしを表すのに対し、「酔生夢死」は人生の大きなスケールでむなしい過ごし方を批判するときに使われます。より深刻で重い響きを持つ四字熟語です。

「飽食終日」の例文

「飽食終日」とは、一日中食べてばかりいて何もせずに過ごすことを表す言葉です。おなかを満たすことだけで一日を終えてしまう様子を、否定的に示しています。

休日にだらけすぎてしまった生活を振り返る場面。


ヒロト

昨日は一日中お菓子食べて、ゴロゴロして終わっちゃったよ。

コトハ

それって『飽食終日』じゃない!

ヒカル

『飽食終日』は、食べるだけで何もせずに過ごす一日のことをいうの。『無為徒食』と似ているけど、“食べることばかり”に焦点を当てた表現なのよ。

「無為徒食」と同じように怠けた生活を批判する言葉ですが、「飽食終日」は特に“食べることに明け暮れる”点に特徴があります。食べすぎやだらしない生活を戒めるときに使うと効果的です。

「無為徒食」の対義語

「無為徒食」には直接の対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉として努力や充実を示す表現をあてることができます。ここでは「精励恪勤」と「波乱万丈」を紹介します。

【無為徒食の対義語】

精励恪勤(せいれいかっきん):仕事などにまじめに励むこと。

波乱万丈(はらんばんじょう:劇的な変化に富んでいること。

「精励恪勤」の例文

「精励恪勤」とは、心を込めてまじめに努力し、仕事や勉強に励むことを表す四字熟語です。何もしない「無為徒食」と正反対で、ひたむきに取り組む姿勢を示します。

試験に向けて努力している友人をほめる場面。

ヒロト

友達が毎日図書館で勉強してるんだ。

コトハ

それこそ『精励恪勤』っていう言葉がぴったりね。

ヒカル

『精励恪勤』は、真面目に努力している人をたたえる言葉よ。『無為徒食』が怠けを批判するのに対して、これは努力を称賛する意味になるわ。

「精励恪勤」は、努力家や真面目な人を高く評価するときに使われます。自分の戒めとして「精励恪勤を目指す」と言えば、前向きな姿勢を表現できます。

「波乱万丈」の例文

「波乱万丈」とは、人生にさまざまな出来事や困難があり、変化に富んでいることを意味します。平凡で怠けた「無為徒食」とは逆に、挑戦や動きのある人生を象徴する言葉です。

友人の人生経験を語り合っている場面。

ヒロト

知り合いが海外で働いたり、起業したり、すごい体験してるんだ。

コトハ

それは『波乱万丈』の人生ね!

ヒカル

『波乱万丈』は、挑戦や出来事が多くて、刺激にあふれた人生を表すの。『無為徒食』のように退屈でむなしい生活とは正反対の意味になるわ。

「波乱万丈」は、積極的に挑戦して変化を楽しむ人生を指します。無為徒食が「何もせずむなしく過ごす」ことを示すのに対し、波乱万丈は「困難や挑戦を含めて充実している」ことを強調します。

「無為徒食」の英語表現

「無為徒食」にはぴったりの英語があるわけではありませんが、近い意味を持つ表現で伝えることができます。ここでは代表的な2つを紹介します。

【無為徒食の英語】

・英語表現① idle away one’s life:人生をむだに過ごす

・英語表現② live in idleness:怠惰に生きる

idle away one’s life」の例文

この表現は「idle(何もせずに過ごす)」を使い、努力もせずに時間をむだにしていることを意味します。

ヒロト

「無為徒食」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"He idled away his life without studying or working."のように表現することができます。

日本語訳:彼は勉強も仕事もせず、人生をむだに過ごした。

ヒカル

idle away one’s life」は、怠けて何もしないまま一生を送ることを批判的に表す表現です。日本語の「無為徒食」と同じようにネガティブな意味で使われます。

live in idleness」の例文

この表現は「idleness(怠惰、何もしない状態)」を使い、働かずにだらだら生きていることを意味します。

ヒロト

「無為徒食」を英語で表現した例文をもう1つ教えて!

コトハ

"He lived in idleness, depending on his parents."のように表現することができます。

日本語訳:彼は親に頼り、怠惰に生きていた。

ヒカル

「live in idleness」は、生活そのものが怠けに満ちていることを表します。「無為徒食」と同じように「努力をせずにただ食べて暮らす」イメージに近い表現です。

まとめ:「無為徒食」から学べること

「無為徒食(むいとしょく)」は、ただ何もせずに食べて生きているだけのむなしい生活を批判する四字熟語です。
語源や由来は古代中国の教えにあり、努力や役割を果たすことの大切さを伝えています。

この記事では、

  • 意味:「何もせずに、むだに食べて暮らすこと」
  • 使い方と例文:友人をいさめたり、自分を反省するときに使える
  • 言い換え表現:「ぐうたらな生活」「役立たず」など
  • 類義語:「酔生夢死」「飽食終日」など
  • 対義語:「精励恪勤」「波乱万丈」など、努力や充実を示す言葉
  • 英語表現:「idle away one’s life」「live in idleness」

といった形で紹介しました。

無為徒食という言葉は少し堅いですが、「努力せずにだらけてはいけない」という戒めの気持ちを込めて使うと、自分や周りに気づきを与えられる言葉です。日常生活の中でも、「今日は無為徒食になっていないかな?」と意識することで、毎日をより充実したものにできるはずです。

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