「千万無量」とは、「限りなく数が多いこと。はかり知れないこと。また、そのさま。という意味があります。」という意味があります。
しかし、千万無量の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。
そうならないように、この記事で千万無量の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

このノート、書きやすいね!

ええ、まさに千万無量よ!
だって、書き心地も最高で、勉強が楽しくなるんだもん!
「千万無量」の意味とは?わかりやすく解説
「千万無量」とは、せんまんむりょうと読み、限りなく数が多いこと。はかり知れないこと。また、そのさま。という意味があります。
千万無量の意味を辞書で調べると、このように解説されております。
【千万無量の意味】
weblio辞書より引用
- 限りなく数が多いこと。はかり知れないこと。また、そのさま。せんばんむりょう。
「—の思い」
「千万無量」の意味
千万無量(せんまんむりょう)とは、数えきれないほど多いことや、とても大きな価値や量を表す四字熟語です。単に「たくさんある」という意味だけでなく、数では表せないほどの膨大さや尊さを強調するときに使われます。日常生活の中では、比喩的に「計り知れないほど大きいもの」という意味合いで使われることが多い言葉です。
「千万無量」の意味の概要
この言葉は、文字通り「千万(せんまん)の数では測れないほど無限に多い」という意味です。「無量」とは、量を数えられないほど多いことを指します。そのため、「千万無量」は、金銭や物の量だけでなく、時間、努力、功績、徳など、数えきれないほどの価値や大きさを表現するときにも使われます。

「千万無量」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

千万無量とは、ものすごくたくさんあることや、数えきれないほど価値があることを表す言葉なの。ただ多いだけじゃなくて、量や価値が計り知れないくらい大きいってニュアンスもあるのよ。
「千万無量」の語源や由来
千万無量の語源や由来は以下のとおりです。
【千万無量の語源や由来】
imidasuより引用
- 「千万」は、数が多いこと。「無量」は、はかりしれないほどの量という意味。
千万無量の語源や由来
千万無量(せんまんむりょう)という言葉は、もともと 仏教の教えから生まれた言葉 です。仏教では、数えきれないほどのものや計り知れない価値を表すために、「無量」という言葉がよく使われます。「無量」は文字通り「量がないほど多い」という意味で、つまり「数えられないほど多い」ということです。
「千万」は文字通り「千万=1,000万」を意味しますが、ここでは単なる数ではなく、「非常にたくさん」という意味を強調するために使われています。つまり、「千万無量」とは 『1,000万では足りないほど、とても多い・計り知れない』 という意味になります。
この言葉は、仏教の経典やお経の中で、功徳(善い行いや価値)の大きさを表現するために使われてきました。そのため、日常生活で使うときも、単に「たくさんある」というよりも、 「価値や尊さが非常に大きいこと」を強調する言葉 として使われます。
「千万無量」の使い方を例文でわかりやすく解説
それでは、「千万無量」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

千万無量ってどういう場面で使ったりするの?

『千万無量』はね、ものすごく多いものや、価値が計り知れないものを表すときに使うのよ。たとえば、誰かが一生懸命努力しているときや、すごく価値のあるものに出会ったとき。それから、感謝の気持ちがとても大きいときにも使えるのよ。

「千万無量」は、次のような場面で使うと意味が伝わりやすいです。
- 努力や頑張りの大きさを褒めるとき
- 本や映画など、知識や価値が非常に大きいものを紹介するとき
- 感謝の気持ちがとても大きいとき
- 宝物や自然の美しさなど、価値が計り知れないものを表すとき
- 幸せや喜びの大きさを強調するとき
「千万無量」を使うときは、次の点に気をつけましょう。
- ただ「たくさん」という意味ではなく、「価値や尊さが非常に大きい」ときに使う
- フォーマルな文章やスピーチで使うときは、相手や場面にふさわしいかを考える
- あまり日常会話で頻繁に使うと堅苦しく聞こえることがある
千万無量の例文①
クラスメイトや同僚が毎日コツコツ努力している様子を見て、その頑張りの大きさを褒めたいとき。

彼、毎日遅くまで勉強してるね。

本当にね。その努力は千万無量よ。

「この例では、「千万無量」は「努力の量や価値が計り知れないほど大きい」という意味です。単に『たくさん頑張っている』というだけでなく、『尊くてすごい』というニュアンスを強調しています。
千万無量の例文②
読んだ本や見た映画など、知識や感動の価値が非常に大きいことを表現したいとき。

この本、読んでみた?

うん、内容が深くて知識の価値は千万無量だと思う。

この場合の「千万無量」は、「知識や価値の大きさが計り知れない」という意味です。単に『良い本』ではなく、心や頭に与える影響が非常に大きいことを強調しています。
千万無量の例文③
誰かに助けてもらったときや、感謝の気持ちを大きく表したいとき。

手伝ってくれてありがとう!

いえいえ、あなたの感謝の気持ちは千万無量だよ。

この場面では、「千万無量」は「感謝の気持ちの大きさや価値が計り知れない」という意味です。言葉では表せないほど尊く大きな気持ちを伝えたいときに使える表現です。
このように、「千万無量」は 量だけでなく、価値や尊さを強調したい場面 で使うのがポイントです。日常会話でも文章でも、相手に「とても大きい」と伝えたいときに便利な言葉です。
「千万無量」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説
「千万無量」は少し堅苦しい表現なので、日常会話では以下のような簡単な言葉に言い換えることができます。
【千万無量の言い換え表現】
①:「とてもすごい」
→ 意味:価値や量が非常に大きいこと。尊さやすばらしさを強調するときに使える。
②:「かけがえのない」
→ 意味:代えのきかないほど大切で価値があること。感謝や尊さを伝えるときに使える。
「とてもすごい」の例文
クラスメイトが毎日努力している姿を見て、その頑張りの大きさを伝えたいとき。

『とてもすごい』って『千万無量』みたいに使えるの?

うん、使えるわよ。たとえば『彼、毎日遅くまで勉強してるね。その努力はとてもすごいよ』みたいにね。

ここでは「とてもすごい」が「千万無量」の代わりに使われています。「計り知れないほどの価値や尊さ」を少し簡単に言い換えた表現です。堅苦しくなく、日常会話でも自然に伝わります。
「かけがえのない」の例文
族や友人、思い出など、非常に大切で代えのきかないものについて話すとき。

『かけがえのない』って、感謝や価値の大きさを伝えるときに使えるの?

そうね。たとえば『おばあちゃんとの思い出は本当にかけがえのないものだね』って言うと、千万無量の価値があるって感じを伝えられるわ。

「かけがえのない」は、「他に代えられないほど大切で価値がある」という意味です。「千万無量」と比べると、感情や人間関係の価値を表現する場面に特に向いています。文章や日常会話で自然に感謝や尊さを伝えたいときに便利です。
「千万無量」の類義語
「千万無量」と完全に同じ意味の言葉はありませんが、「とても大きな価値がある」「計り知れないほど尊い」という意味が近い四字熟語として、次の二つを紹介できます。
【千万無量の類義語】
四字熟語データバンクより引用
- 類義語①:「無料無数(むりょうむすう)」
→ 意味:数えきれないほど多く、価値や量が豊富にあること。- 類義語②:「無量無辺(むりょうむへん)」
→ 意味:限りなく広く、計り知れない価値や尊さがあること。
「無料無数」の例文
ボランティア活動で、親切な行いが次々と広がり、数えきれないほどの人に感謝されている場面。

あのボランティアの影響って、どれくらいあるの?

無料無数だよ。本当にたくさんの人が助かっている。

ここで使われている「無料無数」は、数えきれないほど多くの価値や成果があることを表しています。「千万無量」と同じように、大きな価値や尊さを強調する四字熟語です。日常では、量や規模が多く素晴らしいときに使えます。
「無量無辺」の例文
自然の美しさや宇宙の広さを感じて、言葉では表しきれない尊さを感じる場面。

コトハ、この星空、すごくきれいだね。

ええ、無量無辺よね。言葉では表せないくらいの美しさね。

「無量無辺」は、限りなく広く、計り知れない価値や尊さを表しています。「千万無量」とほぼ同じニュアンスで使える四字熟語です。自然や感動的な場面で、大きさや尊さを強調したいときにぴったりです。
「千万無量」の対義語
「千万無量」は「計り知れないほど価値がある」という意味です。
これに対する明確な対義語はありませんが、、価値がない・ほとんど尊さがないという意味に近い四字熟語として、次の言葉を紹介します。
【千万無量とは反対の意味をもつ言葉】
- 徒手空拳(としゅくうけん)
意味:何も持たず、力や価値がない状態。
比喩的に「役に立たない」「尊さがない」というニュアンスで使えます。
「徒手空拳」の例文
何の準備もせず試験や勝負に臨み、力を発揮できなかった場面。

コトハ、昨日のテストどうだった?

徒手空拳だった…。全然準備できてなくて点数もひどかったわ。

ここで使われている「徒手空拳」は、文字通り「手ぶらで何も持っていない」状態を表しています。「千万無量」と正反対で、価値や力がないことを強調する四字熟語です。失敗や準備不足など、価値や尊さがない状態を表すときに使えます。
「千万無量」の英語表現
「千万無量」は「計り知れないほど価値がある」という意味です。
英語で表現すると、状況に応じていくつかの言い方があります。ここでは、特に数量や価値の多さを強調するときに使える表現を紹介します。
【千万無量の英語】
スッキリより引用
- innumerable:数えきれない
- uncountable:数えきれない
「innumerable」の例文
「uncountable」は、「数えられないほど多い、無数の」という意味です。日常的に使いやすく、量や価値が非常に多いことを表現できます。

「千万無量」を英語で表現した例文を教えて!

”The stars in the sky are innumerable.”のように表現することができます。
日本語訳:空に輝く星は数えきれないほどです。

ここでの innumerable は「数えきれないほど多い」という意味です。「千万無量」の価値や量の大きさを表すときに使えます。形や数を強調したい場面にぴったりです。
「uncountable」の例文
「uncountable」は、「数えられないほど多い、無数の」という意味です。日常的に使いやすく、量や価値が非常に多いことを表現できます。

「千万無量」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

"There are uncountable opportunities to learn in this school."のように表現することができます。
日本語訳:この学校には学ぶ機会が無数にあります。

uncountable は「数えられないほど多い」という意味で、innumerable とほぼ同じニュアンスですが、少しカジュアルで日常会話でも使いやすい言葉です。「千万無量」と同じく、価値や機会の大きさを伝えるときに役立ちます。
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