和気藹藹(あいあい)とは?意味・読み方・由来・使い方をやさしく解説!

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「和気藹藹」とは、「安らかでやわらかい気分が満ち溢れている様子。」という意味があります。

しかし、和気藹藹の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で和気藹藹の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

昨日の飲み会は和気藹藹とした雰囲気だったね。

コトハ

ええ、みんな笑顔で本当に楽しかったね。

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目次
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和気藹藹の意味とは?わかりやすく解説

「和気藹藹」とは、わきあいあいと読み、安らかでやわらかい気分が満ち溢れている様子。という意味があります。

和気藹藹の意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【和気藹藹の意味】

  • 安らかでやわらかい気分が満ち溢れている様子。
    「和気」は和やかな気分やのどかな気分のこと。
    「藹藹」は静かで落ち着いている気分のこと。
  • 異形 :和気藹々(わきあいあい)
四字熟語辞典より引用

和気藹藹の意味

「和気藹藹(わきあいあい)」とは、人々が仲良く打ち解けて、なごやかな雰囲気に包まれている様子を表す四字熟語です。会話がはずみ、笑顔があふれる場面や、対立や緊張感がなく楽しい空気が広がっている状況を指します。特に、家庭や友人関係、職場などで「みんなが安心して心を通わせている」状態を表すのによく使われます。

和気藹藹の意味の概要

この言葉は「和気=やわらかく調和した空気」「藹藹=にこやかであたたかい雰囲気」という意味から成り立っています。つまり、場の雰囲気が和やかで、お互いに打ち解け合っているイメージです。硬い会議や緊張した場ではなく、冗談を言い合ったり、気軽に意見を交換できる状態を表現するときにぴったりの言葉です。

和気藹藹をわかりやすく解説

たとえば、クラスのみんなで文化祭の準備をしているとき、笑い声が絶えず、協力しながら作業が進んでいる場面はまさに「和気藹藹」です。また、職場で上司と部下がリラックスして意見を出し合える雰囲気も同じです。つまり「和気藹藹」とは、人と人とが調和して楽しく過ごしている状態を表す言葉だと理解するとわかりやすいでしょう。

ヒロト

「和気藹藹」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

和気藹藹(わきあいあい)とは、人と人が打ち解けて、明るくなごやかな雰囲気に包まれている様子を表す四字熟語です。笑顔や会話が自然に広がり、安心して交流できる空気を意味します。たとえば友人同士で楽しく過ごすときや、職場や家庭で協力し合いながら温かい雰囲気が流れている場面に使われます。

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「和気藹藹」の語源や由来

和気藹藹の語源や由来は以下のとおりです。

【和気藹藹の語源や由来】

  • 中国唐代の書家である李邕(り よう)の書いた『春賦(はるのふ)』に、「和気藹として寓(ぐう)に充(みつ)」という文が登場します。
    意味は「やわらいだ空気がなごやかに広がって、住まいに満ちている」で、これが「和気藹々」の由来となったのです。
スッキリより引用

和気藹藹(わきあいあい)という四字熟語は、漢字の意味から成り立っています。
「和気(わき)」はやわらかく調和した空気や仲のよい雰囲気を指し、「藹藹(あいあい)」はにこやかで温かい雰囲気が満ちていることを表します。
二つを合わせることで「なごやかで楽しい空気があふれている」様子を表現しています。

この表現の由来は、中国唐代の書家・李邕(りよう)が書いた『春賦(はるのふ)』に見られます。その中に「和気藹として寓に充(みつ)」(やわらいだ空気がなごやかに広がり、住まいに満ちている)という一文が登場します。ここから「和気藹藹」という言葉が生まれ、日本でも「人と人が打ち解けて楽しく過ごしている雰囲気」を表す言葉として広まりました。

つまり、「和気藹藹」は古代中国の文学にルーツを持ち、今もなお「やさしい空気がいっぱいに広がる」というイメージで使われているのです。

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「和気藹藹」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「和気藹藹」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

和気藹藹ってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

和気藹藹(わきあいあい)は、みんなが仲良く、にこやかで楽しい雰囲気に包まれている場面で使います。たとえば、友人同士で笑いながら話しているとき、家族が食卓で和やかに過ごしているとき、職場で上司や同僚とリラックスして意見を出し合っているときなどです。つまり、緊張や争いがなく、安心して心を通わせられる状況を表す言葉です。

和気靄靄とした会議

「和気藹藹」という言葉は、次のような場面でよく使われます。

和気藹藹がよく使われる場面の一例
  • 家族が食卓で笑顔で会話を楽しんでいるとき
  • クラスメイトが文化祭の準備を協力して進めているとき
  • 部活動で仲間と和やかに作戦会議をしているとき
  • 職場で上司と部下が気楽に意見交換をしているとき
  • 友人同士がカフェで楽しく雑談しているとき
使う時の注意点
  • けんかや緊張した場面には使えません
  • フォーマルすぎる場面より、親しみやすい雰囲気に合います
  • 人の関係がぎくしゃくしているときに使うと不自然になります<注意点1>

和気藹藹の例文①

文化祭の準備でクラス全員が協力して作業している場面です。

ヒロト

文化祭の準備、クラス全体が楽しそうだったね。

コトハ

そうね、あのときは和気藹藹としていて、本当にみんな協力していたわ。

ヒカル

『和気藹藹』は、仲間同士が笑顔で作業する様子を表すのにぴったりの言葉です。

この例文では「和気藹藹」を使うことで、単なる「準備した」という事実だけでなく、仲間同士の楽しさや一体感が強調されます。学校生活や集団行動の場面にとてもよく合う使い方です。

和気藹藹の例文②

職場で上司と部下がリラックスして意見を出し合っている場面です。

ヒロト

今日の会議、思ったより雰囲気がよかったね。

コトハ

ええ、和気藹藹としていて、みんな気楽に意見を言えたのがよかったわね。

ヒカル

この場合の『和気藹藹』は、“緊張のない協力的な空気”を伝えています。

ビジネスシーンでも「和気藹藹」は使えます。特に「意見が言いやすく、上下関係にとらわれない雰囲気」を表現するのに便利です。硬い会議に比べて、安心感のある場面を伝えることができます。

和気藹藹の例文③

友人同士がカフェで笑いながら雑談している場面です。

ヒロト

昨日のカフェ、すごく楽しかったね。

コトハ

そうね、和気藹藹とした雰囲気で、時間を忘れるくらい盛り上がったわ。

ヒカル

友達同士がリラックスして過ごす場面を表すのに、とても自然な言葉です。

この例文では、日常生活の中での親しい人との交流を表しています。特別なイベントではなくても、気軽で明るい雰囲気を描くときに「和気藹藹」は自然に使えます。

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「和気藹藹」の言い換え表現

和気藹藹(わきあいあい)は四字熟語で少し硬い表現ですが、日常ではもっと簡単な言葉に置き換えることもできます。ここでは、よく使う言い換えとして2つの言葉を紹介します。
どちらも「和気藹藹」と近い意味を持ちますが、ニュアンスや使い方には少し違いがあります。

【和気藹藹の言い換え表現】

  • にぎやか
  • なごやか

にぎやか」の例文

「にぎやか」は、明るくて楽しく、声や笑いがあふれている様子を表します。人が集まって盛り上がっている雰囲気にぴったりです。

ヒロト

誕生日パーティー、すごく盛り上がってたね。

コトハ

ええ、本当ににぎやかで、笑い声が絶えなかったわね。

ヒカル

『にぎやか』は、人が集まって明るく活気のある雰囲気を伝える言葉です。和気藹藹と近い意味ですが、より“声や音でにぎわう感じ”を強調できます。

なごやか」の例文

「なごやか」は、穏やかで落ち着いた雰囲気を表します。にぎやかさよりも「安心感」や「温かさ」が強い言葉です。

ヒロト

昨日の夕食、家族みんな笑顔だったね。

コトハ

そうね、とてもなごやかで心があたたまる時間だったわね。

ヒカル

『なごやか』は和気藹藹と同じ“仲の良さ”を表しますが、にぎやかさよりも“安心感”や“温かさ”に重点があります。家庭や日常会話に自然に使える言葉です。

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「和気藹藹」の類義語

「和気藹藹」には似たような意味を持つ言葉があります。どちらも、人と人との間に流れるなごやかな雰囲気を表す言葉ですが、ニュアンスには少し違いがあります。

【和気藹藹の類義語】

  • 和気藹然(わきあいぜん):おだやかでやわらいだ気分が溢れるさま。
  • 和気洋々(わきようよう):なごやかな気分が満ちているさま。
スッキリより引用より引用
和気靄靄

「和気藹然」の例文

和気藹然(わきあいぜん)は、「人々の間にやわらかで温かい雰囲気がただよっている様子」を表します。意味は「和気藹藹」とほぼ同じで、より落ち着いて静かな雰囲気を強調するときに使われます。

ヒロト

発表会のあと、教室の雰囲気がすごくあたたかかったね。

コトハ

ほんとにね。あのときは教室全体が和気藹然としていて、みんな安心して笑顔だったわ。

ヒカル

『和気藹藹』と似ていますが、『和気藹然』はにぎやかさより、落ち着いたあたたかさを表します。静かに心が通い合う雰囲気にぴったりです。

「和気洋々」の例文

和気洋々(わきようよう)は、「やわらいだ気分が大きく広がっている様子」を表します。「洋々」には「広々と満ちている」という意味があるため、にぎやかで明るい空気があたり一面にあふれているイメージを与えます。

ヒロト

スポーツ大会の打ち上げ、すごく盛り上がって楽しかったね。

コトハ

ええ!まさに和気洋々とした雰囲気で、笑い声があちこちに広がってたわね。

ヒカル

『和気洋々』は“にぎやかさや明るさが大きく広がる”感じを伝えます。大人数で盛り上がる場面にぴったりです。

「和気藹藹」の対義語

「和気藹藹」には、明確な対義語はありませんが、反対の意味をもつ言葉を紹介します。

【和気藹藹の対義語】

  • 嫉視反目(しっしはんもく):妬み(ねたみ)合い、対立すること
スッキリより引用より引用

「嫉視反目」の例文


嫉視反目(しっしはんもく)は、お互いをねたみ、にらみ合って仲たがいすること。強い敵意や対立を示します。

ヒロト

あの二人、会うたびにけんかしてるよね。

コトハ

ええ、嫉視反目の関係で、和気藹藹とは正反対だわね。

ヒカル

『嫉視反目』はねたみや対立が原因で仲が悪い状態を指します。まさに“和気藹藹”の真逆です。

「和気藹藹」の英語表現

和気藹藹(わきあいあい)にぴったり当てはまる単語はありませんが、英語でも近い意味を表す言葉はあります。ここではよく使われる2つの表現を紹介します。

【和気藹藹の英語】

英語表現① in a friendly atmosphere(友好的な雰囲気で)

英語表現② in a harmonious mood(調和のとれた雰囲気で)

「in a friendly atmosphere」の例文

friendly atmosphere」は「友好的な雰囲気」という意味です。人々が打ち解けて、仲良く会話したり活動したりしている空気を表すときに使います。

ヒロト

和気藹藹を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"The meeting was held in a friendly atmosphere."のように表現することができます。

日本語訳:会議は和気藹藹とした雰囲気で行われた。

ヒカル

学校や職場の会議、イベントなど、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える表現です。「friendly」が持つ「親しみやすい」というニュアンスが、和気藹藹の「仲の良さ」をうまく表しています。

「in a harmonious mood」の例文

「harmonious mood」は「調和のとれた雰囲気」という意味です。争いや対立がなく、穏やかで安心できる空気を表すときに使います。

ヒロト

和気藹藹を英語で表現した例文をもう1つ教えて!

コトハ

"The family enjoyed dinner in a harmonious mood."のように表現することができます。

日本語訳:家族は和気藹藹とした雰囲気で夕食を楽しんだ。

ヒカル

こちらは「調和」「平和」といったニュアンスが強く、落ち着いた温かさを表すのに適しています。家庭や小さな集まりでの雰囲気を表現するのに向いている表現です。

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